🏛 アフリカの政治リサーチ

アフリカ各国の政治・選挙・地政学・国家建設に関するリサーチ。

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📄 政治のリサーチ(57本)

はじめに ―― 世界でもっとも若い大国の、もっとも古い権力構造 アフリカ最大の人口を抱えるナイジェリアは、世界でもっとも若い国のひとつである。総人口はすでに2億を超え、年齢の中央値はおおむね18歳前後にとどまる。人口の半…
序章 なぜいま「民主社会主義とアフリカ」なのか 二一世紀の世界政治を眺めるとき、しばしば見落とされる事実がある。それは、アフリカ大陸こそが二〇世紀後半において、社会主義的な政治実験が最も多様な形で試みられた場所のひとつで…
日経朝刊・読書欄に灯った一点の光 二〇二六年六月六日の朝、日本経済新聞の朝刊・読書欄に、一冊のアフリカ研究書が紹介された。武内進一先生の編著『アフリカの国家建設——自分たちの国をつくる』(白水社、二〇二六年)である。アフ…
ケニアという国の振る舞いを眺めるたびに、一枚の地図では説明しきれない奇妙な手応えを覚える。同じ二年のあいだに、ある国がアメリカにとってサハラ以南で最初の「主要非NATO同盟国」に指定され、同時に中国に対する巨額の債務を抱…
アフリカの地政学を語るとき、まず手をつけるべきはエチオピアである。理由は単純で、この国を一本の補助線として引くと、紅海・ナイル・アフリカの角(つの)という三つの戦略空間が、にわかに一枚の絵としてつながって見えてくるからで…
序論 私は、アフリカという言葉を聞いたときに人々の頭に浮かぶ像が、いかに薄く、いかに均一であるかにいつも驚かされてきた。飢餓と紛争、あるいは野生動物とサバンナ。善意の側に立つ者にとってはそこに「支援すべき場所」という像が…
序論 私は、ナイジェリアという国を一枚の地図として眺めるたびに、奇妙な落ち着かなさを覚える。西アフリカの腋の下、ギニア湾に大きく面した一国が、面積では大陸全体のごく一部を占めるにすぎないにもかかわらず、人口においてはサハ…
私は、近年のイギリス政治を眺めるたびに、ひとつの古い比喩を思い出す。船は舵を切らずとも、海流そのものが変われば、いつのまにか別の岸へ流れ着く。いまイギリスで起きているのは、特定の政党が舵を大きく切ったという話ではない。政…
ヨーロッパの一国の内政と、サハラ以南の安全保障地図の塗り替えは、本来まったく別の話題のはずである。にもかかわらず、この二つはここ数年、奇妙な同時性をもって進行してきた。本稿は、フランス国内における極右の台頭と、フランスが…
序章――投票箱の中の空白 6月1日、何が起きたのか 2026年6月1日、月曜日。エチオピア連邦民主共和国は、1991年の体制転換以来七度目となる総選挙を実施した。投票日は全国的な祝日に指定され、投票率を押し上げる意図が明…
序章 名前が背負うもの ひとつの大陸を、人はどう呼んできたのか。この問いは、一見すると単なる語源学の小さな主題に見える。しかし「アフリカ」という名前をめぐる議論にひとたび足を踏み入れると、そこには言語学だけでなく、植民地…
はじめに 私は、二〇二六年五月二十二日金曜日の夜にダカールの国営テレビが流した一通の政令朗読を、現代アフリカ政治史における一つの分水嶺として記録しておきたいと考えている。その夜、大統領府事務総長ウマル・サンバ・バが読み上…
はじめに——ナイロビKICCの2日間が意味するもの 私は、2026年5月11日と12日の2日間、ケニア共和国首都ナイロビにおいて開催されたアフリカ・フォワード・サミット(Africa Forward Summit、以下A…
1. プロローグ — ルリンド郡の鉱山町から世界の防衛産業まで ルワンダ北部州ルリンド郡(Rulindo District)、首都キガリから北へ車で約一時間半。標高2,000メートルを超える丘陵地帯の一角に、Nyakab…
序章 ── 三日違いで届いた、二つの宣告 2026年5月5日、ナイジェリア南西部、オスン州の州都オショボ。Imole House(イモレ・ハウス)と呼ばれる政治集会の場で、アフロビーツのスーパースター、ダビド(David…
はじめに ナイジェリアは、アフリカ大陸最大の人口(2億2000万人超)を擁し、250以上の民族が織りなすモザイク国家である。その歴史は、西アフリカの森林地帯からサヘルの乾燥地帯にまで広がる広大な土地の上で、数千年にわたっ…
はじめに:2026年、世界の音楽地図はアフリカを向いている 2026年の今、世界のポップミュージックの中心地はもはやニューヨークでもロサンゼルスでもロンドンでもない。ラゴス、ヨハネスブルグ、アクラ──アフリカ大陸の都市群…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #351 はじめに セネガルの起業家Ahmed Ismail(アーメッド・イスマイル)は、2020年にWaveという送金プラットフォームを通じて、アフリカのフィンテック業界に革…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #334 はじめに ケニアをはじめとするアフリカ諸国における土地所有権は、個人の経済的安定性、家族の資産形成、そして社会的地位を象徴する極めて重要な資産です。土地に基づく農業は…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #327 はじめに アフリカ大陸が21世紀のグローバル経済の中で競争力を確保するためには、高度な教育を受けた指導者層と起業家層の養成が不可欠です。しかし、伝統的なアフリカの高等…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #292 はじめに ガーナの首都アクラで2013年に創業されたmPharmaは、アフリカの医薬品流通・薬局ネットワークをデジタル化し、医療アクセスを根本的に改善しようとするヘル…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #291 はじめに ナイジェリアのラゴスで2017年に創業された54geneは、アフリカ人のゲノムデータを大規模に収集・解析するバイオテックスタートアップとして国際的な注目を集…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #274 はじめに 南アフリカはアフリカ大陸の経済的リーダーであり、最も発達した金融市場を持つ国の一つです。しかし、南アフリカの数百万の小規模および中規模企業(SME)が直面す…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #273 はじめに ナイジェリアのフィンテック市場は、ローカル企業だけでなく、国際的なプレイヤーによって急速に成形されています。その中でも、フランスを拠点とするFairMone…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #260 はじめに アフリカの20世紀の歴史において、イディ・アミンという人物は、独裁的権力、国家暴力、民族的虐殺の象徴として、繰り返し参照されてきましました。1971年から1…
AFRICANIST 偉人列伝シリーズ #237 はじめに 2018年10月25日、エチオピアは新しい大統領を迎えた。女性である。アフリカ大陸において、ただ一人の女性大統領。彼女の名は、サヘレ・ワーク・ズウデ。この就任式…
AFRICANIST 偉人列伝シリーズ #220 はじめに 1977年2月5日、ラゴス郊外の軍事政権は、ある音楽家の邸宅を包囲した。数千の兵士が投入され、フェラ・クティの自宅「カラクタ共和国」は焼き尽くされた。フェラの母…
AFRICANIST 偉人列伝シリーズ #215 はじめに シリル・フルプレクスト・ラマポーザ(1955年生まれ)は、南アフリカ共和国の第6代大統領(2018年~現在)であり、アパルトヘイト後の南ア政治における最も複雑で…
AFRICANIST 偉人列伝シリーズ #214 はじめに ボラ・アーメド・ティヌブ(1952年生まれ)は、ナイジェリアの第16代大統領(2023年~現在)であり、ラゴス州に基盤を持つ政治機構の最高指導者である。彼の政治…
AFRICANIST 偉人列伝シリーズ #213 はじめに ウィリアム・サムエイ・ルト(1966年生まれ)は、ケニアの第五代大統領(2022年~現在)であり、東アフリカの政治における最も注目すべき新世代指導者の一人である…
AFRICANIST 偉人列伝シリーズ #212 はじめに エレン・ジョンソン・サーリーフ(1938年生まれ)は、リベリアの第24代大統領(2006~2018年)であり、アフリカ大陸で初めて民主的選挙で選ばれた女性大統領…
AFRICANIST 偉人列伝シリーズ #210 はじめに レオポール・セダール・サンゴール(1906年~2001年)は、セネガルの初代大統領であり、同時に20世紀アフリカ・カリブ海地域の最も重要な知識人・文化運動家の一…
AFRICANIST 偉人列伝シリーズ #209 はじめに サモラ・モイゼス・マシェル(1933年~1986年)は、ポルトガル統治下のモザンビークを解放した独立戦争の指導者であり、独立後の初代大統領である。カリスマティッ…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #196 はじめに 祝祭日は、単なる休日ではなく、国家の建設的なアイデンティティ、民族的・宗教的アイデンティティ、そして過去の歴史的事件への集団的な記憶を象徴する儀式的実践であ…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #191 はじめに ヨーロッパの歴史において、15世紀から18世紀にかけての「大航海時代」は、世界地図の書き換えと近代資本主義の萌芽をもたらした時代である。この時期、ポルトガル…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #189 はじめに アフリカの独立指導者たちは、大陸の脱植民地化プロセスにおける中心的な歴史的行為者であり、彼らの政治的な思想と実践が、アフリカ諸国の国家形成、ナショナル・アイ…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #187 はじめに スポーツは、アフリカの国家戦略、国際的な軟権力、そして社会的発展の重要な手段として機能している。オリンピック招致、ワールドカップ開催、そしてeスポーツの発展…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #160 はじめに アフリカの都市部では、過去20年間に急速な不動産開発と建設ブームが展開されている。高層オフィスビル、高級住宅地、ショッピングモール、そして整備された工業団地…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #155 はじめに アフリカの政治史は、亡命政治家たちによる壮大な物語に満ちている。植民地統治からの独立闘争、独裁体制への抵抗、民族紛争からの逃亡——これらすべてが、国外で亡命…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #151 はじめに コモロは、東アフリカ沖のインド洋に位置する小島嶼国家であり、アフリカ大陸における最も不安定な国家の一つである。面積2,235平方キロメートル、人口85万人の…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #146 はじめに アルジェリアは、北アフリカにおける最大級の領土を有する国家であり、マグレブ地域全体の政治経済に大きな影響を及ぼしてきた。領土面積238万平方キロメートルは、…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #145 はじめに チュニジアは、「アラブの春」の発祥地として、北アフリカにおける民主化の象徴的な国家である。2010年12月から2011年1月にかけてのジャスミン革命は、独裁…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #139 はじめに ボツワナはアフリカ南部に位置する内陸国で、アフリカ大陸における民主主義と経済発展の「優等生」として広く認識されている。1966年の独立から現在に至るまで、ボ…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #135 はじめに ザンビアはアフリカ南東部に位置する内陸国で、豊富な銅鉱石資源に恵まれている。1964年の独立後、ケネス・カウンダ大統領の下で一党制社会主義を標榜する政治体制…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #123 はじめに エリトレアは、アフリカ大陸における最も独特で、同時に最も謎に満ちた国家である。1993年にエチオピアから独立したこの若い国は、紅海に面する戦略的位置にあり、…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #118 はじめに ウガンダはアフリカの「真珠」と呼ばれ、豊かな自然資源と多民族社会によって特徴づけられています。ビクトリア湖とキリマンジャロの東に位置するウガンダは、植民地時…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #114 はじめに ギニアビサウはポルトガルの遅い脱植民地化とアフリカ解放戦争の舞台となった国です。かつてはポルトガル領ギニア、ビサウと呼ばれたこの地域は、ポルトガル帝国主義の…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #112 はじめに ベナンはアフリカ民主化の成功物語として国際的に認識されている国です。1990年代初頭、大統領の平和的な権力移譲を実現し、アフリカ大陸において民主的転換の象徴…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #108 はじめに ギニアはアフリカ西部における豊富なボーキサイト資源と複雑な政治的遺産で知られる国家である。人口約1,300万人のギニアは、ボーキサイト産業により世界経済に組…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #92 はじめに スポーツは、アフリカ大陸において、単なる娯楽や競技活動ではなく、民族的アイデンティティ、国家的結合、そして経済的発展と社会的変容の重要な媒介領域として機能して…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #87 はじめに 19世紀後半から20世紀中葉にかけて、ヨーロッパの列強がアフリカ大陸を次々と征服し、その領土を分割していった時期は、アフリカ大陸の歴史において極めて重要な転換…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #60 はじめに チュニジアは、北アフリカに位置する地中海沿岸国であり、アラブの春の発源地として国際的に知られています。2010年12月から2011年1月にかけて、チュニジアで…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #53 はじめに セネガルは、西アフリカにおいて民主主義と文化的多様性の象徴として広く認識されている国家です。独立以来、一貫した複数政党民主制を維持し、平和的な政権交代を実現し…
AFRICANIST 基礎リサーチシリーズ #38 はじめに 民主主義の本質的な特徴の一つは、複数の政党が存在し、有権者がそれらの間から選択できるという点です。しかし、アフリカの政党システムは、先進民主主義国家のそれとは…
はじめに 20世紀末から21世紀初頭にかけて、アフリカはグローバル地政学の舞台として急速に重要性を高めてきました。その変化を象徴する現象の一つが、中国によるアフリカ関与の劇的な拡大です。FOCAC(Forum on Ch…
はじめに アフリカ大陸では現在、ほぼすべての国が複数政党制のもとで定期的な選挙を実施しています。1989年から1994年にかけて、冷戦終結の影響を受けて多くの国が単一政党制や軍事独裁制から複数政党制へと移行し、以来30年…
TICAD(アフリカ開発会議)の歴史──日本のアフリカ開発外交30年の軌跡 序論──本稿の目的と構成 TICAD(Tokyo International Conference on African Development…

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